イラク戦争、ネット技術・文化の成長と変遷、アラブの春、難民問題、ロシアのウクライナ侵攻など、現代史をとりあげた13巻で、どこよりも最新の世界の歴史が学べます。
開きやすいA5変型判のハンディなサイズ。
人気のまんが家による美しいオールカラーの紙面は、子どもたちにも読みやすいと評判です。
各巻に、巻頭グラビア「歴史を総合的に見る! 世界と日本」(8ページ)や、年表や歴史解説などの巻末資料(38ページ)を収録。まんがとあわせて読むことで、一層理解が深まります。
『増補改訂版 学研まんが NEW世界の歴史』をお届けすることになりました。
特に今回、新たに13巻として、新型コロナウイルス感染症やロシアによるウクライナへの軍事侵攻など、現在でも私たちの生活に影響を与えている出来事も収録しました。新型コロナウイルスの感染拡大により、日本でも私たちの生活は一変してしまいました。強力な新型ウイルスの感染拡大や日本から遠く離れたウクライナにおける戦争が、私たちの毎日の暮らしに多大な影響を及ぼしています。日本社会の政治や経済、そして安全なども、世界の動きの中で決められていることを痛感することでしょう。
世界の歴史は、人類が過去から、どのように行動してきたかを振り返り、現在や未来においてどう生きていくかを考えるヒントを与えてくれます。2022年から、高等学校の指導要領が改訂され、「歴史総合」という、新科目が追加されました。すべての高校生が履修するその内容は、近現代の歴史を日本史、世界史と区別することなく取り扱うものです。歴史は単なる暗記科目ではありません。世界の、歴史上の出来事には、背景や原因があり、そして、それにともなう結果があるのです。「歴史総合」の新設は、一層のグローバル化が進む世界で生きるため、歴史を知ることが重要であり、求められているしるしといえるでしょう。
この『増補改訂版 学研まんが NEW世界の歴史』は、最新の指導要領に沿う形で制作されています。各巻に描かれた、人類の過去から現在に至る壮大なストーリーを読み進めることで、世界の歴史を自然に学ぶことができます。最良な世界史の教材として、多くの方々にお薦めしたいと思います。
「歴史」は「覚える」ものと思っていませんか?
高校生になって学ぶ「歴史総合」の授業では、絵図やグラフ、文章から世界と日本についての「問い」を皆さんが見つけ出し、教室で先生や友だちと一緒に話し合います。もちろん知識が少ないと「問い」のレベルを上げることはできません。話し合いでは「現代のさまざまな課題とどうつながるのだろうか?」、「なぜ、こうなるのだろうか?」という視点が求められます。
『世界の歴史』シリーズの最大の特長は、まんがで大きな流れがつかめるとともに、まんがの背景にある世界観について、年表や図表、イラストを用(もち)いてやさしく説明している点にあります。つまり、「なぜ?」、「まんがにこめられている意味はなんだろうか?」を考えるための補助線がたくさん引かれているので、好きな巻から読み始めることもできます。まんがだけではどうしてもつながりにくいところは、解説や図表、豆知識で知識を深めていくと、まんがを楽しんでいるうちに世界の歴史が自然と身につくはずです。
世界の歴史を学ぶさいには、同じころの日本はどのようなであったかという「よこ」のつながりを意識することが大切です。まずは巻頭ページにある、「歴史を総合的に見る!世界と日本」を利用してください。さらに最後にまとめてある資料のページを参考にして、まんがに新しい情報を加(くわ)えてみましょう。心の中で新たなセリフを書き入れることで、私だけの「まんが」に成長するでしょう。
参考書としても使えるこのシリーズを通して、歴史がどこからどこにつながるのかという「たて」の流れと、同じ時代の「よこ」の流れの両方の視点を育(はぐく)みましょう。それはまるでトリになったように空から歴史を大きくながめるという、とても大切な視点です。
ぜひ『増補改訂版 学研まんが NEW世界の歴史』シリーズで身につけてみてください!